寝るにはまだ早い

もっと語ろう♪

自分の体は自分できちんと理解して

小学生の頃に授業で習った月経の話は、
これから起こる体の変化に緊張しました。

 

どのように体が変わっていくのか、不安だらけでした。

 

初潮は中学生の頃でした。

 

それからほぼ定期定期に生理はありましたが、
これは実は病気なのではないか、と思い始めたのが
高校を卒業し、短大生となってからのことです。

 

親元を離れ、寮生活となってから環境の変化や
人間関係によるストレスで精神的不安になっていたため、
抗うつ剤を服用していました。

 

円形脱毛症も経験していましたが、
薬があるからという安心感から何とか安定を保っていたのですが、
経血量はその頃から異常だと思えるほど増えていました。

 

精神的な問題は女性の体には深刻な影響をもたらすということだ、
と母からも聞いていましたし、仕方のないことだと思っていましたが、
徐々に生理痛は重くひどくなっていき、鎮痛剤なしでは生活できない
ほどとなっていました。

 

幸いなことに、月経中はずっと寝込んでいなければならない
というほどの重度な生理痛ではなかったものの、
下腹部痛や頭痛、食欲不振、精神的不安は大きく、
とても憂鬱でした。

 

経血の量が増えたことに加え、月経の日数も長くなり、
それまではほぼ安定した周期だった生理周期も
乱れるようになりました。

 

これは絶対におかしいと思い始めたのは
今から6年ほど前のことです。

 

そろそろ生理が近づいているなと思いながらも、
一向に体にこれといった変化がないまま、予定日よりも
1週間、2週間とずれていた時でした。

 

その日の夜、眠っていた私は妙な違和感を覚え、
トイレに行きました。

 

どことなく体が重く感じられたのです。

 

トイレに行くと、急に下腹部が太い針で何度も何度も
突かれているような痛みを覚えました。

ヂクヂクヂクとした鋭い痛みが下腹部から下半身、
脚の指先にまで感じられ、体の中から引き裂かれそうだと
怖くなりました。

 

呼吸も乱れ、口の中はカラカラに渇き、
どうしたら良いかも分からず、1時間ほどトイレに
籠っていました。

 

何とか痛みが引いた頃、鎮痛剤を飲み、それからは
また眠ることができましたが、もしかしたら
女性特有の病気なのかもしれないと怖くなり、
迷いましたが婦人科を受診することにしました。

 

触診はなかったものの、エコーや尿検査から
病気ではないという診断をいただきました。

 

しかし、あまりにもひどい痛みがあったため、
しばらくは基礎体温を測定し、医師に報告するということを
続けていました。

 

それでも痛みはあり、このままでは精神的にも参ってしまうと思い、
低用量ピルの服用を申し出ました。

 

医師の指導の下、毎月診察を受けながら低用量ピルを
服用していますが、現在はそれで痛みは軽減しています。

 

生理痛はありますが、以前と比べるとないに等しいと
思えるほどです。

 

今のところ、低用量ピルによる副作用はないと感じています。

 

最初は婦人科の受診や低用量ピルの服用を迷いましたが、
今では私の生活になくてはならない必要不可欠な物となりました。

 

恥ずかしさもありましたが、自分の体と自分らしくいられる
ためには必要な判断だったと思っています。

 

これからも様子を見ながら継続していきたいと思います。